Yafoストリート奇跡の出会い(前編)

前日の「JAPAN WEEK前夜祭」を終えたHEAVENESE一行は、一夜明けていよいよ本格的な活動の準備の日を迎えました。

バンドメンバーは午後から、衣装とメークをしてプロモーション活動開始。
通りや広場に出てパフォーマンスとチラシ配りをします。
これは、過去3回の米国ツアーでもやって来た事、一枚一枚のチラシから多くの奇跡の出会いがあったのです。

午前中にレンタカーの登録作業を終えたリーダー・マレも、妻クミコと一緒に午後から活動開始。
決してと良いとはいえない体調を整えるため、Yafo通りを歩いて、夕方頃までに城壁まで行くプランを立てました。
何よりも体調を整えることが先決だからです。

ここで、今ツアー最初の奇跡の出会いが起こります。

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奇跡の現場Yafo(ヤッフォ)ストリート

マレとクミコが、Yafo通りでパフォーマンスをしていたメンバーに合流した直後、どこからともなく、一人のアメリカ人風の女性が完璧なアメリカ英語で、興奮した様子で話しかけてきました。

「あなたたち、この学校とは関係なくここでやってるの?」
「え、なんの学校ですか」
「ここよ」
目の前のビルを指差して彼女は言います。

なんでも、ここはイスラエルで一番大きな日本語を教える学校で、校長が日本人と関係があるとのこと。
彼女はてっきり学校との関係でパフォーマンスしているのだ、と思ったらしいのです。

勿論マレが「全く知らなかった」と言うと、よけいに興奮して、
「これは神が導いた出会いに違いない」と言い出し、
「今すぐこの学校の校長に会いにいきましょう」と、強引に久美子の手をとり歩き始めました。

久美子に対しても「ここエルサレムではこういうスピリチュアルなことがおきるのよ」と確信めいたことを言うのです。

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2分前に会った初対面の完璧な英語を話すユダヤ人女性に拉致されるように、建物の中に入ると、彼女はこの学校の顔パスらしく、校長室にすぐに案内されました。

ちなみに彼女はアメリカから移住してきたそうで、どおりで流暢な英語を使うのです。
しかし、まだほんのさわりも話していない。いったい何をどこまで理解できているのかわからないのに興奮している彼女の前に、校長が登場しました。

「その下で彼らに今出会ったんだけど、彼らが日本人だからここにつれて来たのよ!」
と、かなりのテンションで語ります。
「日本人だから?」
校長はなぜここに日本人がいるのかわからない、という顔をしています。
「だって、あなたの家族は日本と関係があったでしょ?どこかで日本人が混ざってるのよね?」
「いや全く関係ない」

おっとこれは勘違い。

そう思ったのもつかの間、
「いや、でも日本のことを学んだりしてるでしょ」
と、食い下がる。
「もちろん、この学校で日本人を招いて文化を学んだりしている」
「そうでしょ。だからこの人たちを、この学校でぜひやってもらいましょう」

ここでようやくマレの出番となって、HEAVENESEのことを説明しました。

JAPAN WEEK」のこと、外務省後援のこと、エルサレム市から招待されていることなどなど。
するとようやく彼は理解しはじめたようで、更に、HEAVENESEのメッセージはハーモニー、和であるといことを説明し、アメリカでも学校公演の反応は非常によかった旨を話すと、
彼は非常に興味を持ち始め、ぜひともうちの生徒の前でやってほしい、ということになったのです!

マレが説明している合間にも、このマレとクミコを「拉致」した女性、トレイシーは猛烈にHEAVENESEを売り込んでくれました。
一度も聞いたことがないのに(!)、いや実際には、チラシを配りながらルウさんがたたいている太鼓を聞いただけですが、とにかくどれだけ我々がすごいかを一生懸命に説明するのです。

校長は言いました。
「ちょうど、今週は、外国のカルチャーを学ぶ週で、もし来てくれたらパーフェクとだ」

トレイシーも言います。
「実は、私たちは、ユダヤ人とアラブ人が音楽と通じて一つになるというプロジェクトを計画していて、今日はそのミーテイングのためいここにきたのよ。いま、アラブの学校の校長がここにくるから」

なんと!!!

実はHEAVENESEは、アラブ人学校でのパフォーマンスの機会を求めていたのです。

そこに、アマールさんという典型的アラブ人女性が入って来ました。
私立のアラブ人学校の校長で、設立者でもあるそうです。

結論からいうと、木曜日の午前中、エルサレム市が用意してくれた学校公演を行ったあと、
連れて来られたこの学校で演奏を行い、日曜日の午後にアマールさんの学校を訪問することになりました。

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左がトレイシー 久美子の右がアラブ人のアマール校長 秘書 マレのとなりがイエメン系ユダヤ人の校長

民族、宗教を超えて平和の架け橋になる、それが出来るのは日本精神なのだ。
そんな思いを抱いて乗込んだイスラエルで、こんなに早くにチャンスが与えられるとは、
今回も本当にトレイシーが言う「神様の奇跡」が働いたとしか言いようがありません。

しかし、我々HEAVENESEがもっと興奮する話しを、トレイシーが始めたのです。

(後編へ続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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