【写真クリックで拡大 NEXTクリックでそのまま連続して写真だけを見る事もできます】 Photo : Eiji Kikuchi, Tomoshige Shimizu, Masako Tsutsui


HEAVENESE YOKOHAMA公演 2013年音楽開港
史上最大の逆輸入
2度目の黒船に乗ってきたのは日本人だ!

昨年10月21日(現地時間)米国のStiletto Flats Musicから全米デビューを果たしたHEAVENESEは、
初公演カンザスを含む西海岸8公演と、全米ネットTV3番組出演を終えて年末に帰国。
クリスマスは被災地復興支援の一環で岩手に行き、年明けも各種イベントに参加など、慌ただしい日を過ごしました。

そして迎えた3.27横浜BLITZ公演が、実質的なHEAVENESEの全米デビュー記念ライヴとなったのです。

国内のホール・クラスライヴは、実に1年ぶりとなるHEAVENESE。
しかも全米デビューを果たした新生HEAVENESEのライヴとあって、周囲の期待は、いやが上にも高まります。

不安定な気候が続いた3月末、朝は雨が降った上に港の風が冷たく吹き、お客様の足が心配されましたが、
そんな心配をよそに、700人に迫るお客様に御来場いただきました。
寒い中、長時間お待ちいただいた皆様に、心から感謝申し上げます。


横浜にもモバイル・キックバックカフェが登場。
今回は横浜史にちなんだ限定メニューが登場。
いつかは、KICK CABK CAFEみなとみらい店が…!?

みなとみらい地区に浮かび上がる巨大なライヴ空間、横浜BLITZ。しかし、ステージ上がった者は誰もが、暖かく、親しみやすい雰囲気に驚きます。
多くのレジェンド(伝説の)ライヴを生み出したこのステージで、HEAVENESEが新しい歴史を刻みます。


ロビーではオリジナルグッズも販売

期待で膨らんだ、満席の会場

本番直前。出演者・スタッフ全員で心をひとつに


 

■The CODE OF the SAMURAI

今回のステージは、基本的に昨年の米国ツアーを再現する構成。
オープニングにはカンザスFMステーションDJのナレーションによる「サムライのストーリー」。
Youtubeなどでご覧になった方々も、今回は字幕を上映したので、その意味もお解りいただけたと思います。

実は神奈川が拠点の、殺陣集団柴崎アクションプロジェクトの皆さんのパフォーマンス。
そして、米国では恒例の儀式カオリ・ナラターナさん発案の「鎮魂の灯」をKumikoが捧げ、いよいよステージの幕が開きました。





■ALL OF ME

全米を一撃で虜にしたHEAVENESEの、前段のハイスパートSOUL。
今までと何かが違うHEAVENESE、ファンはそう感じた時、今までと違う会場の反響を、HEAVENESEも感じました。
起こる事全てが、歴史の1ページを刻むかのように、ステージが進んでいきます。

 




■YOU ARE GOOD〜ALL BECAUSE OF JESUS


米国ツアー仕様でありながらも、初めての試みも幾つかありました。
まずは、神永大輔&大賀悠司のダブル尺八競演。
互いに他流派(神永都山流、大賀琴古流)の2人の演奏は、沢山の見所を作ってくれました。

そして、ひときは目と耳を引きつけた、日本人ラッパーClenchが初登場。
クレンチ&ブリスタとしてメジャーシーンで活躍した彼も、武士道精神を音楽に反映させようと求道していた同志。
やはり、ニホンゴのラップが響くと、HEAVENESEの熱いものが躍動します。
■ハレルヤ


 

 


 

1年前のHEAVENESEと大きな違いは、全米デビューを果たした事と、もう一つ、
日本精神を発信する教養ライブイベント「HEAVENESE BRIDGE」をスタートさせた事(毎週水曜日、東京調布KICK BACK CAFEで開催)。
思想・宗教に偏らず、ひたすら歴史事実から現代を学ぶイベントを通じて、演奏者として心が整えられました。
開港の歴史を深く掘り下げることで、横浜で自分たちが演奏する意味の大きさを実感したHEAVENESE。

この日も、「横浜史謎の人物」中居屋重兵衛のストーリーを解説する、ミニBRIDEGEコーナーを披露。
目と鼻の先(元町)で繰り広げられた重兵衛の物語、開港の動乱を激走したサムライ達の、息づかいが聞こえてきそうな瞬間でした。

 

■生まれる前にいた場所へ


地元FM局FMヨコハマの応援や、ストリートでの反響(チラシを見ただけで駆けつけてくれたお客様もいました!)
何もかもが、初めてとは思えない、不思議なつながりを感じさせる横浜。
YOKOHAMA HEAVENESEが誕生しました。



 

ここから先は、エキゾチックなHEAVENESEの世界に突入。
津軽三味線ミーサの独奏『津軽じょんがら節』。

東京打撃団一期生関根まことと江上瑠羽による、全米を震わした太鼓パフォーマンス。


そして、再び登場のサムライ・アクション。
瞬きすら許されないステージ展開に釘付けでした。

■It's so easy   




 

そして、必ず「何か」をしなくては気が済まない、HEAVENESEのお笑いタイム。



Clenchさんまでもが役者になって、黒船物語を演じて頂きました。

続いて1年ぶりに登場の、ダンサーHIDETOMOさんチームのパフォーマンス。
激しさと儚さの交錯、「ええじゃないか」(幕末の市民運動)が鳴り響くドラマチックなラストシーン。

まるで開港の時代にタイムスリップしたかのような、不思議なひとときは、忘れられない瞬間となりました。




■3N1

唯一メンバー全員で演奏される和太鼓曲、通称「全員太鼓」。正式な演目名は「3N1」意味は「三位一体」です。


そこからゴスペルの人気曲「Amezing Grace」をKumikoが歌い上げます次のSILK ROADへと続きます....



■SILK ROAD

いよいよクライマックス。
実は実は(!)横浜出身のご当地アーティスト、山平憲司さんの二胡で始まる「Silk Road」。
絹の道(SILK ROAD)を渡って来た渡来人の歌は、そのまま絹貿易の拠点だった横浜に、当たり前のようにマッチしました。
Jリーグ開幕イベントで、F・マリノスサポーターを魅了したのもこの曲です。



■LIFT

誰もが感じた、あっという間にやって来たラストナンバーは、"お祭り"FUNKチューン「LIFT」
ここで、最後の最後にサプライズ出演が。
大衆演劇で人気の、響兄弟が連獅子姿で左右から登場。
沸き上がる歓声、目を見張る子供達!

歌声と、その存在そのものが太陽のように周りを照らすKumiko。
そして、月光の如く鮮やかにサウンドを描き出すマレ。
HEAVENENSEの宴は、新月の夜に天まで響きました。


 

客席には、前回の公演に続き、今回もまたカオリ・ナタ・ターナーさんが花束を持って来て下さいました。
元祖・海を渡ったジャパニーズ・エンターテイナーであり、ハリウッド及び日系社会の太陽とも言える方なのです

■TELL EVERYBODY

アンコールでは、恒例のオールキャスト登場。




「こんなステージ見た事が無い!」昨年アメリカ人オーディエンスが叫んだこの言葉は、
逆上陸したこの日も聞く事が出来ました。

歌、演奏、舞い、メッセージ、笑い、涙、魂、一つ一つどれもがHEAVENESE、そして、その全てがHEAVENESE。
意志を持ったエンターテイメント「平成の黒船」HEAVENESEが、次回は轟音を立てて江戸(赤坂)に登ります。
ご来場下さいました皆さん、本当にありがとうございます。

そして、5月27日赤坂でお会いしましょう!



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